母の日・父の日は「うちの子」のイラストを贈る
毎年おなじ、から抜け出す贈り方

ギフト

ゆるかわタッチで描いたポメラニアンのイラスト

母の日はカーネーション、父の日はお酒かネクタイ。毎年おなじものになってしまう、という方は多いと思います。実家にペットがいるなら、その子をイラストにして贈るという手があります。自分が飼っている子を贈るのも、孫を見せに行くのに近い感覚で喜ばれます。この記事では、贈り方と、間に合わせるための日程の逆算をまとめました。

毎年おなじになりがちな理由

母の日・父の日の贈り物が固定化するのは、選択肢がないからではありません。失敗したくないからです。定番は外れませんし、相手も慣れています。だから毎年おなじものに落ち着きます。

ただ、慣れきったものは印象に残りません。「今年も届いたね」で終わってしまう。そこを一年だけ変えてみようというのが、この記事の趣旨です。

うちの子のイラストは、外れにくいわりに定番からずれています。相手が嫌いなはずのない題材で、しかも同じものが他所にない。この2つがそろう贈り物は、意外と多くありません。

パターン1:実家のペットを描いて贈る

実家に犬や猫がいるなら、これがいちばん自然です。親にとって、その子は日々いちばん一緒にいる相手です。とくに子どもが独立したあとの家では、生活の中心になっていることが少なくありません。

写真は、帰省したときに撮ったものでも、親から送られてきたものでも構いません。「この前の写真もう一回送って」と頼めば、たいてい何枚も届きます。撮り直してもらう必要はありません。

ポイントは、親が撮った写真を使うことです。毎日見ている人が「かわいい」と思って撮った角度は、その子らしさがいちばん出ています。何に使うかは、渡すときに言えば大丈夫です。

パターン2:自分のペット(孫にあたる子)を贈る

自分が飼っている子を、親に贈る形です。離れて暮らしていて、なかなか会わせられない場合にとくに向いています。

親世代にとって、子どもが飼っている犬や猫は「孫」に近い位置づけになることがあります。名前で呼び、写真を見せると喜ぶ。実際、うちの子の写真を送ると返信がいちばん早い、という話をよく聞きます。

写真を送るのと、イラストにして贈るのはちがいます。写真はスマホの中で流れていきますが、イラストは印刷して飾れます。飾ると、来客に見せられます。そこまで含めて贈り物になります。この考え方は祖父母に写真を送る記事にもまとめています。

喜ばれる理由

実際に贈った方の話を整理すると、理由はだいたい3つに分かれます。

  • 自分では作らないから
    うちの子のイラストを自分で頼む人は多くありません。ほしいけれど、わざわざ頼むほどでは、というものは贈り物に向きます。
  • 話のきっかけになるから
    飾っておくと、来た人が必ず反応します。「これ、うちの子なの」と説明する場面が生まれます。
  • 手間が伝わるから
    写真を選んで、頼んで、印刷して、額に入れる。買ってきたものにはない手間が、そのまま気持ちとして伝わります。

反対に、ペットを飼っていない親に、動物のイラストを贈るのはおすすめしません。題材への思い入れがないと、ただの絵になってしまいます。

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間に合う日程の逆算

母の日は5月の第2日曜、父の日は6月の第3日曜です。日付が毎年動くので、その年のカレンダーを先に確認してください。そのうえで、渡す日から逆算します。

3週間前:写真を集める

いちばん時間が読めない工程です。自分で撮れるならすぐですが、親から送ってもらう場合は返信を待つ時間が要ります。ここに余裕を持たせておくと、あとが楽になります。

2週間前:イラストを頼む

制作にかかる日数は依頼先によってちがうので、申し込むときに目安を確認してください。届いたものを見て決める時間も1〜2日みておくと落ち着きます。

1週間前:印刷して、額に入れる

コンビニのマルチコピー機なら当日中に印刷できます。手順はコンビニ印刷の記事に。額を買いに行く時間も含めて、ここは1週間みておくと安心です。

3日前:郵送するなら発送

実家に送る場合は、母の日・父の日の直前は配送が混みます。少し早めに着くように送って、「当日まで開けないで」と添えるほうが確実です。

間に合わなかったときは

データで送れば当日でも渡せます。印刷したものは後日でも構いません。「本体はあとで届くから」と伝えれば、贈り物として成立します。

花やお菓子に添える形

定番をやめる必要はありません。むしろ、定番に添えるほうが収まりがよいことが多いです。

カーネーションの花束に、L判に印刷したイラストを1枚添える。お菓子の箱にカードとして入れる。それだけで、いつもの贈り物が今年だけのものになります。イラスト単体だと軽く見えることを心配する方もいますが、添える形ならその心配もありません。

サイズの目安としては、花に添えるならL判かはがきサイズ、単体で飾ってもらうならA4くらいが扱いやすいです。額の選び方は額縁の選び方にまとめています。

メッセージの書き方

長い手紙を書く必要はありません。ただ、一言もないとイラストだけが浮いてしまいます。書くとしたら、次の3つのどれかで十分です。

その子の名前を入れる。「ハナちゃん、こんな感じになりました」。これだけで、誰を描いたものかがはっきりします。実家の子を描いた場合は、これがいちばん自然です。

近況を一行だけ添える。「うちの子も元気です。今年もよろしくお願いします」。自分の子を贈る場合は、孫の近況報告と同じ役割になります。

飾り方を提案する。「玄関にでも飾ってください」。置き場所に迷わせないための一言です。相手が困らずにすみます。

気恥ずかしくて感謝の言葉が書けない、という方は無理に書かなくていいと思います。うちの子を選んだ時点で、伝わるものは伝わっています。

写真をどう用意するか

実家の子を描く場合、写真の質でつまずくことがあります。親が撮った写真は、遠かったり、暗かったりすることがあるからです。

頼めるなら「顔が大きく写っているのと、全身が入ってるの、それぞれ1枚ずつある?」と具体的に聞いてください。漠然と「写真送って」と言うより、ほしいものが届きます。

帰省したときに自分で撮れるなら、それがいちばん確実です。明るい窓のそばで、目線の高さから、顔が画面の半分くらいを占めるように寄る。コツはスマホでのうちの子の撮り方にまとめました。

古い写真しか残っていない場合もあります。フィルムで撮ったものをスマホで撮り直したり、印刷して色が変わってしまったものだったり。解像度(画像のこまかさ)が低くても、目・鼻・耳の位置と毛色がおおまかに分かれば、かたちになることがあります。取り込み方のコツは古い写真をよみがえらせるにまとめています。

よくあるご質問

実家に2匹います。両方描いてもらえますか

できます。1枚にまとめることも、別々に描いて2枚にすることもできます。別々に撮った写真からでも1枚にまとめられます。詳しくは多頭飼いを1枚のイラストにをご覧ください。

親がスマホをあまり使いません。データで渡しても大丈夫ですか

その場合は印刷して渡すほうが確実です。データのまま送っても、開き方が分からず終わってしまうことがあります。印刷して額に入れた状態で渡せば、そのまま飾れます。

父の日に犬のイラストは軽く見えませんか

単体だと軽く見えると感じるなら、お酒やネクタイに添える形にしてください。添え物であっても、当日いちばん見られるのはイラストのほうだった、という話をよく聞きます。

さいごに

母の日・父の日は、贈り物そのものより「覚えていた」ということが本体だと思います。うちの子のイラストは、そこに「あの子のことも覚えていた」が乗ります。実家の子の名前を出されると、親はだいたいうれしいものです。

今年ひとつだけ変えるなら、ここから試してみてください。写真を1枚選ぶところから始められます。

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