子犬・子猫を迎えたら撮っておきたい写真リスト
最初の1年は、二度と戻ってきません

写真文化・記録

ゆるかわタッチで描いた子犬のイラスト

子犬や子猫がおうちに来た日から1歳になるまでの1年は、体の大きさも顔つきも毎週のように変わっていきます。そしてその1年は、あとから撮り直すことができません。この記事では、時期ごとに「これは撮っておくとよかった」と言われることの多い写真をリストにしました。全部やろうとしなくて大丈夫です。気になったものだけ、真似してみてください。

最初の1年だけ、変化のスピードがちがう

子犬や子猫を迎えると、写真の枚数は自然に増えます。ところが半年ほどたつと、だんだん撮る回数が減っていきます。かわいさが減ったからではなく、その姿が日常になって、わざわざ構えなくなるからです。

けれど最初の1年は、耳の立ち方も、毛の色も、足の太さも変わります。とくに生後2か月から6か月ごろは、1か月前の写真を見てこんなに小さかったのかと驚くことになります。その驚きは、写真が残っていないと味わえません。

だから最初の1年だけは、少し意識して撮ってみてください。あとから撮り足せない写真が、この時期に集中しています。

おうちに来た日に撮っておきたいもの

迎えた当日はバタバタします。それでも、次の3つだけは撮っておくと、あとで何度も見返すことになります。

  • キャリーやケージから出てきた瞬間
    きょろきょろしている顔。この不安そうな表情は、この日にしか撮れません。
  • 家族の腕の中にいるところ
    抱っこしている人の手が入ると、体の小ささが伝わります。
  • その日に使ったベッドやおもちゃと一緒に
    サイズがすぐ合わなくなるので、記念になります。

この日は環境が変わったばかりで、疲れている場合もあります。フラッシュは使わず、明るい部屋で静かに撮ってください。休みたそうにしていたら、無理に起こさず、寝ている姿を残せばじゅうぶんです。

時期別・撮っておきたい写真リスト

順番に全部そろえる必要はありません。目についたときに1枚撮る、くらいの気持ちで見てください。

はじめてのごはん

お皿に顔をつっこんでいるところ。夢中で食べる顔は、成長すると落ち着いてくるので、いまのうちに撮っておきたい表情です。お皿の大きさと顔の大きさの比率が、あとで見ると成長の記録になります。

はじめての散歩・はじめての外

地面に足をつけたがらない、動かなくなる、においを嗅ぎ続ける。はじめての外では、その子らしい反応が必ず出ます。歩いている姿だけでなく、立ち止まっている姿も撮っておいてください。

ワクチンや健康診断の日

動物病院の待合室で、キャリーの中から外をうかがっている顔。診察台の上でかたまっている後ろ姿。少しかわいそうにも見えますが、あとで見返すといちばん笑える1枚になりがちです。院内での撮影は、まわりの方や他の動物のご迷惑にならない範囲で。

寝顔

子犬・子猫は1日の大半を寝て過ごします。つまり寝顔はいくらでも撮れます。だからこそ後回しになりがちですが、へんな体勢で寝ている写真ほど、あとで宝物になります。

手足・肉球のアップ

肉球の色は、成長とともに変わることがあります。ピンクだった肉球が黒っぽくなる子もいます。手のひらに乗せた状態で撮ると、大きさの比較にもなって一石二鳥です。

大きさが分かる比較写真

身近なものと並べて撮ってください。ペットボトル、スリッパ、テレビのリモコン、家族の手。同じものと毎月並べると、成長がひと目で分かる並びができあがります。ぬいぐるみを1つ決めておくのもおすすめです。

季節ごとの1枚

桜の下、夏のひんやりマットの上、落ち葉の中、こたつやヒーターの前。季節が分かる背景で1枚ずつ撮ると、1年ぶんの写真がきれいにそろいます。夏の暑い時期の撮影は短時間で切り上げてください。くわしくは夏の撮り方の記事にまとめています。

毎月おなじ場所で撮る「定点」のすすめ

もし1つだけおすすめを選ぶなら、これです。家の中の同じ場所で、毎月1枚だけ撮る。ソファの左端、玄関マットの上、窓辺のカーテンの前。どこでも構いません。

背景が同じだと、体の大きさの変化だけが際立ちます。ばらばらの場所で撮った写真を並べても、成長は意外と伝わりません。同じ背景に並べたときに、はじめて1年でこんなに変わったのかが見えてきます。

コツは、月のはじめか、毎月おなじ日にちに決めてしまうことです。スマホのカレンダーに繰り返しの予定を入れておくと、忘れません。撮る場所は写真に残しておいて、次の月も同じ位置から撮ってください。

定点写真は、あとでイラストにも使えます

同じ構図で並んだ写真は、成長の比較イラストを作るときにも向いています。生後2か月と1歳の2枚を並べて1枚にする、といった使い方ができます。

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撮りすぎて疲れないためのコツ

リストを見て「こんなに撮れない」と思った方もいるかもしれません。実際、記録しようと気合いを入れすぎると、たいてい2か月ほどで疲れます。長く続けるためのコツを3つ挙げておきます。

撮る時間を決めてしまう

一日じゅうカメラを構えていると、目の前のうちの子を見る時間が減ってしまいます。朝のごはんの前だけ、夜の遊びのあとだけ、と決めてしまったほうが、結果的に長続きします。

1日1枚でじゅうぶんと考える

1日1枚でも、1年で365枚たまります。これはかなりの量です。逆に、1日で50枚撮った日が数日あるだけの1年は、見返すときに偏りが出ます。量より、間があくことのほうが惜しいと考えてください。

月に一度、選ぶ日をつくる

撮りっぱなしだと、カメラロールが膨れて見返さなくなります。月末に10分だけ、その月のお気に入りを3枚選んでアルバムに入れてください。あとで整理する方法は写真の整理の記事で詳しく紹介しています。

動画も少しだけ撮っておく

写真だけだと残らないものがあります。走り方、鳴き声、ごはんを食べる音。とくには、写真ではどうしても残せません。10秒でよいので、月に1本くらい動画を撮っておくと、あとで印象が変わります。

動画からきれいな1枚を切り出す方法もあります。じっとしていない時期の子犬・子猫には、動画を撮ってからよいコマを抜き出すほうが向いている場合もあります。やり方は動画から写真を残す記事にまとめました。

健康のことが気になったときは

写真を見返していると、目やにが増えている、片方の耳だけ下がっている、歩き方が左右でちがうといった変化に気づくことがあります。写真は記録なので、こうした気づきのきっかけになります。

ただし、写真から健康状態を判断することはできません。気になるところがあるときは、自己判断せず動物病院で相談してください。そのとき、気になった日の写真を見せられると、獣医さんに状況が伝わりやすくなります。

よくある質問

スマホのカメラで大丈夫ですか

じゅうぶんです。むしろ、いつも手もとにあるスマホのほうが、とっさの1枚を撮れます。明るさの取り方やピントの合わせ方はスマホでの撮り方の記事にまとめています。

じっとしていなくて、いつもブレます

子犬・子猫の時期は、動いていて当たり前です。連写を使う、明るい場所に移動する、遊んで疲れたあとを狙う、という3つで、かなり歩留まりが上がります。動きの速い子の撮り方はこちらの記事で扱っています。

写真が多すぎて、あとで見返せる気がしません

その心配はもっともです。だからこそ、月に一度お気に入りを数枚だけ選ぶ習慣をおすすめしています。全部を見返す必要はなくて、選んだ数枚が残っていれば、その月のことは思い出せます。

さいごに

最初の1年は、たいへんな1年でもあります。夜中に起こされたり、家具をかじられたり、写真どころではない日もあります。それでも、その慌ただしさごと写っている写真が、あとでいちばん愛おしくなります。

アニマル日和では、送っていただいた写真をゆるかわタッチのイラストにしています。子犬・子猫のころの1枚をイラストにして、大きくなった今の姿と並べて飾っている方もいます。はじめての方は1枚無料でお作りしますので、よければ試してみてください。

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