子どもとペットの写真の撮り方
安全を守りながら、ふたりの高さで撮るためのコツ

写真文化・記録

ゆるかわタッチで描いた、子どもと並んで座る犬のイラスト

子どもとペットが並んでいる姿は、家族にとって特別なものです。ただ、いざ撮ろうとすると、どちらかがそっぽを向いたり、子どもが強く抱きしめてしまったりして、なかなか思いどおりにいきません。この記事では、まず安全を守ったうえで、ふたりのいい表情を残すための撮り方をまとめました。

いい写真より先に、安全のこと

最初に、いちばん大事なことを書きます。子どもとペットをいっしょに撮るときは、写真より安全が先です。カメラを構えていると、目の前で起きていることに気づくのが一瞬遅れます。その一瞬で、思わぬことが起きることがあります。

撮る人と、見る人を分ける

いちばん確実なのは、大人が2人いる状態で撮ることです。1人が撮って、もう1人はカメラを見ずに、子どもとペットだけを見ている。1人しかいないときは、手が届く距離から撮ってください。離れた場所からズームで撮るのは、この場面には向きません。

無理に触らせない・抱かせない

写真のために、いやがっている子を抱かせるのはやめてください。ペットにとっても子どもにとっても、いい記憶になりません。ペットが自分から近づいてきた瞬間だけ撮る、と決めてしまったほうが、結果としていい表情が残ります。

ペットの合図を覚えておく

顔をそむける、口を閉じてかたくなる、しっぽを下げる、ひげが前に張る、白目が見える。こうした様子が出たら、撮影はそこで終わりにしてください。犬や猫は、いやなときにいきなり怒るのではなく、その前に小さな合図を出していることが多いと言われます。

小さなお子さんのいるご家庭では

赤ちゃんとペットを同じ場所に置いて、大人がその場を離れることは避けてください。写真を撮り終えたあとの、ほっとした瞬間がとくに危ないタイミングです。

目線を下げて、ふたりの高さで撮る

大人が立ったまま撮ると、子どももペットも見下ろす角度になります。この角度は、頭が大きく足が短く写るので、実際よりも幼く、そして少しよそよそしく見えます。

しゃがんで、床に近い高さから撮ってみてください。ふたりの目の高さと、カメラの高さをそろえるだけで、写真の印象がまったく変わります。同じ世界にいる2人という感じが出ます。

床に寝そべって撮ると、さらに低い角度になります。スマホを床にじかに置いて、画面を見ずにシャッターを押す方法もあります。何枚か撮って、あとから選べばじゅうぶんです。

顔だけを狙わない。手と足のアップ

ふたりそろって笑っている写真は、たしかにすてきです。でも、それを狙うと難易度が一気に上がります。子どもがこっちを向いた瞬間にペットが動き、ペットが落ち着いた瞬間に子どもが飽きる、という繰り返しになります。

そこでおすすめしたいのが、顔以外を撮ることです。とくに、子どもの手とペットの前足が並んでいるところ。子どもの小さな手と、肉球のある前足のサイズの差が、そのまま2人の関係を伝えます。

そっと背中に置かれた手、頭をなでている途中の指、ペットが子どもの膝に前足を乗せているところ。どれも顔が写っていませんが、見返したときにいちばん胸に残る種類の写真です。

並んだ後ろ姿を撮る

もうひとつ、確実にいい写真になりやすいのが後ろ姿です。窓の外を見ている2人、テレビを見ている2人、玄関でお父さんの帰りを待っている2人。

後ろ姿のいいところは、カメラを気にされないことです。子どもはカメラを向けられると、決まった顔をしたり、逆に隠れたりします。後ろから撮れば、そのままの姿が残ります。声をかけずに、そっと1枚撮ってください。

撮るときは、2人が画面の中で少し小さくなるくらい引いて撮ると、場面ごと残ります。あとで切り取ることはできますが、切り取られたものを広げることはできません。明るさやピントの合わせ方はスマホでの撮り方の記事にまとめています。

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毎年おなじ構図で、成長の比較写真

子どもとペットがいるおうちで、いちばん人気のある記録がこれです。毎年おなじ場所・おなじポーズで1枚撮る。誕生日でも、お正月でも、記念日でもかまいません。

1年目は子どもがペットより小さかったのに、3年目には並んでいて、5年目には抱っこできるようになっている。並べて見ると、時間の流れがはっきり分かります。ペットのほうも、若かった顔つきが落ち着いていく様子が写ります。

続けるコツは、構図を決めすぎないことです。ソファに並んで座る、くらいのゆるい決め方で始めてください。細かく決めると、その年の状況によっては撮れなくなります。

  • 撮る日を先に決める
    ペットのおうち記念日か、子どもの誕生日に合わせると忘れません。
  • 場所は家の中に
    外だと天気に左右されます。家の中なら毎年ほぼ同じ条件で撮れます。
  • 去年の写真を見ながら撮る
    スマホに前年の写真を出しておいて、位置を合わせるとそろいます。
  • うまくいかない年があってもいい
    1年抜けても、その並びは十分に価値があります。

どちらかに寄りすぎない構図

子どもとペットの写真でよくあるのが、子どもが大きく写っていて、ペットが端に小さく写っている状態です。撮っている人が子どもに近づいているからで、自然なことではあります。

ふたりの写真として残したいときは、画面の中で2人がだいたい同じくらいの面積になるように意識してみてください。少し後ろに下がって、2人が入る位置を探します。近づきすぎているときは、たいてい1歩下がると解決します。

反対に、あえて片方を主役にする撮り方もあります。ペットの顔を大きく写して、後ろに子どもがぼんやり写っている構図は、ペットの表情が主役になります。撮りたいのはどちらなのかを、シャッターを押す前に一度決めると、迷いが減ります。

うつらないときは、待つ

何をしてもいっしょに写ってくれない日があります。子どもがふざけて動き回り、ペットは別の部屋に行ってしまう。そういう日は、いったんスマホを置いてください。

経験のある方はご存じかもしれませんが、ふたりが並ぶのは、たいてい撮ろうとしていないときです。子どもが本を読んでいる横で、ペットが自分から寄ってくる。遊び疲れて、同じ場所で寝てしまう。この瞬間を撮るには、待つしかありません。

待つための準備として、スマホをすぐ手に取れる場所に置いておく、カメラをすぐ起動できるようにしておく、という2つだけしておけば十分です。ロック画面からカメラを起動する方法を覚えておくと、数秒の差が生まれます。

動きが速くてブレてしまうときは、連写や動画を使う手もあります。動画からよいコマを抜き出す方法はこの記事に、じっとしていない子の撮り方はこちらの記事にまとめています。

よくある質問

子どもの顔をSNSに出したくないのですが

後ろ姿や、手だけの写真なら、顔を出さずに関係だけを伝えられます。もうひとつの方法として、イラストにするやり方もあります。アニマル日和のゆるかわタッチはちびキャラなので、写真そのものを載せる必要がなくなります。

ペットが写真をいやがります

スマホを向けられること自体を苦手にしている子はいます。無理に続けると、スマホを見ただけで逃げるようになることがあります。距離を取って、短い時間で切り上げてください。急に写真をいやがるようになった、食欲が落ちたなど、いつもと様子がちがうときは動物病院に相談してください。

きょうだいとペットが3人だと、なおさら難しいです

全員がそろってこちらを向く1枚を狙うより、2人ずつの組み合わせを撮っていくほうが現実的です。何枚かに分かれた写真を1枚のイラストにまとめる方法もあります。くわしくは複数を1枚にまとめる記事をご覧ください。

さいごに

子どもとペットがいっしょに過ごせる時間は、思っているより短いことがあります。子どもは大きくなって、それぞれの生活が始まります。だからこそ、いま並んでいる姿を、少しだけ意識して残しておいてください。

アニマル日和では、送っていただいた写真をゆるかわタッチのイラストにしています。はじめての方には1枚無料でお作りしていますので、ふたりが並んでいる写真があれば、ぜひ試してみてください。

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