うちの子の誕生日、どう祝いますか
定番のお祝いから、記念に残しておくかたちまで

ギフト

ゆるかわタッチで描いたトイプードルのイラスト

うちの子の誕生日は、家族だけの記念日です。盛大にやってもいいし、いつもより少しだけ特別にするだけでもいい。この記事では、定番の祝い方と、あとから振り返れる形で残す方法を並べました。食べ物や飾りつけの安全についても触れています。誕生日が分からない子の祝い方も、最後に書きました。

うちの子の誕生日、何をしますか

ペットの誕生日を祝う人は、以前より増えているようです。SNSに写真を上げる文化が広がったことと関係がありそうです。とはいえ、何をすればいいのか決まっているわけではありません。

ひとつ言えるのは、本人(本犬・本猫)は誕生日を理解していないということです。これは冷たい話ではなく、むしろ楽な話です。豪華にしなければ悪い、ということがありません。祝うのは飼い主のほうなので、こちらが心地よい範囲でやれば十分です。

そのうえで、やってよかったと言われることを順に見ていきます。

定番の祝い方

ペット用のケーキ

いちばん定番です。市販のペット用ケーキのほか、ふだんのフードを型に詰めて作る方法もあります。写真映えするのは市販のものですが、食べさせやすいのは手作りのほうです。人間用のケーキは糖分と脂肪が多く、チョコレートは犬猫にとって危険なので、そのまま与えないでください。

新しいおもちゃ

その子が好きな種類のものを選んでください。音が鳴るもの、引っぱるもの、追いかけるもの。好みははっきり分かれます。新しいものに慣れるまで時間がかかる子もいるので、当日に反応が薄くても気にしなくて大丈夫です。

散歩コースを変える

お金のかからない、そして意外と喜ばれる方法です。いつもと違う道、少し遠い公園、車で行ける場所。犬にとって新しいにおいは、おもちゃより刺激的なことがあります。猫の場合は、窓を開けて風を入れる、いつも入れない部屋を開放する、といった形になります。

何もしないで、ずっと一緒にいる

これも立派な祝い方です。予定を入れず、一日そばにいる。人の出入りや音が苦手な子にとっては、これがいちばんのごちそうかもしれません。

食べ物は「体に合うか」から考える

誕生日にいちばん事故が起きやすいのが、食べ物です。いつもと違うものを、いつもより多く与える日だからです。

アレルギーがある子、体重管理をしている子、腎臓や肝臓の数値で食事を制限している子は、特別食が体調に響くことがあります。気になるときは、事前にかかりつけの動物病院に相談してください。「この日にこれを少しだけ与えたい」と具体的に聞くと、答えも具体的に返ってきます。

もうひとつ、量です。ケーキを1台まるごと与える必要はありません。ひと口ぶんを皿に載せて、写真を撮って、あとは家族が食べる。それで成立します。ふだんの食事の量を減らして調整するのも一つの手です。

与えないほうがよいもの

チョコレート、ぶどう・レーズン、玉ねぎ・ねぎ類、キシリトール入りのお菓子は、犬猫にとって危険とされています。人間用のお祝いの食べ物には、これらが入っていることがよくあります。テーブルの上に置いたままにしないでください。

飾りつけの安全

写真を撮るために飾りつけをする方は多いと思います。ここでも注意点があります。誤飲です。

  • 風船
    割れた破片を飲み込むことがあります。音に驚く子も多いので、無理に使わなくていいと思います。
  • 紙の輪飾り・ガーランド
    ひもの部分をかじる子がいます。首に絡まる危険もあるので、届く高さには吊るさないでください。
  • ろうそく
    しっぽが当たる高さに火があるのは危険です。写真だけなら、火をつけずに立てるだけでも十分きれいに写ります。
  • 小さな飾り・造花
    口に入るサイズのものは、目を離した数秒で飲み込まれることがあります。撮影が終わったらすぐ片づけてください。

帽子やコスチュームも、嫌がる子には無理をさせないでください。1枚撮れたらすぐ外す。嫌がっている顔の写真は、あとで見返したときに、たいてい少し気まずくなります。

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記念に残るもの

ケーキもおもちゃも、その日で終わります。あとに残るものをひとつ作っておくと、翌年以降に効いてきます。

記念の一枚を撮る

毎年おなじ場所、おなじ角度で撮ると、並べたときに成長や変化が見えます。ソファの同じ位置、玄関の同じタイル。決めておくだけで、写真がただの記録から記念に変わります。撮り方はスマホでのうちの子の撮り方にまとめました。

イラストにする

その年の写真を1枚選んで、イラストにしておく方法です。写真は撮った枚数が多すぎて、あとから探せなくなります。イラストは1年に1枚と決まっているので、並べたときに一目で分かります。印刷して壁に足していくと、年表のようになります。

手形・足形を取る

紙用のインクや、粘土のキットが市販されています。子犬・子猫のうちに取っておくと、大きさの変化がはっきり残ります。肉球にインクをつけるのを嫌がる子もいるので、無理はしないでください。

年ごとに記録していく

誕生日は、記録をつける日として都合がいいです。年に一度、必ず来るからです。

体重、その年に好きだったおもちゃ、覚えたこと、行った場所、病院での出来事。数行でいいので書いておくと、あとから読み返したときに、写真だけでは思い出せないことがよみがえります。書き方はうちの子日記の記事にまとめています。

続けるコツは、書く量を減らすことです。毎年3行と決めてしまえば、何年でも続きます。写真を1枚、イラストを1枚、文章を3行。この3点セットが、いちばん無理のない形だと思います。

飾り方をまとめて考えたい場合は、飾り方のアイデア集も参考にしてください。

誕生日が分からない子の場合

保護犬・保護猫として迎えた子は、生まれた日が分からないことがよくあります。推定の月齢だけが分かっている、というケースです。

その場合は、おうちに来た日を祝ってください。「お迎え記念日」「うちの子記念日」と呼ぶ方が多いようです。むしろ、こちらのほうが家族にとって意味のある日かもしれません。その日から一緒に暮らし始めたのですから。

推定の誕生日を決めてしまうのも、ひとつのやり方です。保護施設で「たぶん4月ごろ生まれ」と言われたなら、4月1日を誕生日にする。正確さより、祝う日が決まっていることのほうが大事です。

保護犬・保護猫を迎えたあとの過ごし方は、保護犬・保護猫を迎える記事にもまとめています。

当日の段取り

やることを詰め込むと、その子が疲れます。順番を決めておくと落ち着いて進みます。

午前中に散歩や遊びを済ませておくと、午後は落ち着いています。写真を撮るなら、疲れて落ち着いたころのほうがブレません。飾りつけと撮影は短時間で。ケーキは最後に、ひと口だけ。終わったら飾りを片づけて、いつもどおりの夜に戻す。

光は自然光がいちばんきれいです。日中の窓辺で撮ると、毛色が正しく出ます。夜に部屋の照明だけで撮ると、色が黄色や青に寄ってしまうことがあります。

よくあるご質問

写真がうまく撮れません

じっとしていない子は、動きが止まる瞬間を待つより、連写して選ぶほうが早いです。ブレていても、顔の特徴が分かればイラストにはできます。動きの多い子の撮り方はじっとしていない子の撮り方を参考にしてください。

何歳から祝うのをやめたほうがいいですか

やめる必要はありません。ただ、シニアになると長い外出や大きな音が負担になることがあります。年齢が上がるほど、静かな祝い方に寄せていくのがよいと思います。

多頭飼いで、誕生日が近いです

まとめて祝う家も多いようです。ただ、写真は1匹ずつと全員の両方を撮っておくと、あとで使い道が広がります。1枚にまとめたイラストにする方法は多頭飼いを1枚のイラストにをご覧ください。

さいごに

誕生日にやったことは、たいてい忘れます。残るのは、そのとき撮った1枚と、書いておいた数行です。豪華にすることより、ひとつ残しておくことのほうが、あとから効いてきます。

今年の誕生日は、写真を1枚だけ「これ」と決めるところから始めてみてください。それだけで、来年の同じ日が少し楽しみになります。

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