黒い犬・黒猫の顔が真っ黒につぶれる
その理由と、今日からできる7つの対処法

写真の撮り方

ゆるかわタッチで描いた、こちらを見ている黒柴のイラスト

黒柴、黒猫、黒いトイプードル。かわいいのに、写真にすると顔が真っ黒なかたまりになって、目も鼻も見えない。黒い毛の子を飼っている方が、いちばん困っているのがこれだと思います。原因ははっきりしていて、対処のしかたもあります。この記事では、露出(写真の明るさ)・光の向き・撮る角度の3点を中心に、今日から使える方法を7つご紹介します。

なぜ、黒い子の顔はつぶれるのか

スマホのカメラは、画面全体がちょうどよい明るさになるように、自動で調整しています。ところが黒い毛は光をほとんど返しません。カメラは「この写真は暗すぎる」と判断せず、むしろ周囲の明るい部分に合わせて全体を暗めに写します。結果、いちばん暗い黒い毛の部分は、まっ平らな黒になってしまいます。

これは、目や鼻の位置を示す細かい明るさの差が失われた状態です。人の目で見ているときは、目のつやも鼻のかたちも分かっているのですが、写真にはその情報が残っていません。だから「のっぺり」して見えます。

つまりやることは1つです。黒い毛の部分に、もっと光を届けて、明るさの差をつくる。ここから紹介する7つは、すべてそのための方法です。

方法1|露出をプラスに補正する

いちばん手っ取り早く、いちばん効きます。スマホのカメラで画面の中の顔をタップすると、そこにピントが合います。そのまま指を画面の上のほうへスワイプすると、写真全体が明るくなります。これが露出補正です。

目安は、画面を見て「ちょっと明るすぎるかな」と感じるくらい。背景が少し白っぽくなっても構いません。優先すべきは顔です。顔の中に目と鼻が見えていれば、その写真は成功しています。

顔をタップしたあと長押しすると、ピントと明るさが固定されます(画面に「AE/AFロック」などと出ます)。うちの子が動いても明るさが勝手に戻らないので、連写するときに便利です。

方法2|とにかく、明るい場所へ移動する

露出補正には限界があります。もともと暗い場所で無理に明るくすると、写真がざらついて、毛がぼそぼそした質感になります。いちばん確実なのは、明るいところで撮ることです。

おすすめは、昼間の窓辺と、晴れた日の屋外の日かげです。とくに屋外の日かげは、明るいのに影が濃く出ないので、黒い毛の子にはとてもよく合います。お散歩の途中、木かげや建物の影に入ったところで足を止めて撮ってみてください。

室内なら、部屋の照明を全部つけるより、カーテンを開けて窓に近づくほうが効果があります。照明の光は思っているより弱く、色も黄色く転びやすいためです。

方法3|背景を、暗くしない

黒い子を、黒いソファや濃い色のラグの上で撮ると、どこまでが体でどこからが背景か分からない写真になります。輪郭が背景に溶けてしまうのです。

背景は、うちの子より明るい色を選んでください。白い壁、フローリング、ベージュのカーペット、芝生、砂利道。それだけで体の形がくっきり浮かび上がります。半歩動いて、背景に入るものを変えるだけで足ります。

屋外なら、砂利や乾いたアスファルト、明るい色のタイルの上がよく合います。夜のお散歩中に撮った写真は、背景も体も暗くなるので、どうしても輪郭が消えます。黒い子の記念の1枚は、明るいうちに撮っておくのがおすすめです。

方法4|正面ではなく、斜め45度から

真正面から撮ると、顔が平らな面になり、明るさの差が生まれません。少し横にまわって斜め45度くらいから撮ると、鼻すじやほお、まぶたのふくらみに光の当たり方の差ができて、顔立ちが見えてきます。

このとき、光は斜め前から当てるのが基本です。自分が半歩ずれて角度をつくり、うちの子の顔に光が斜めに入る位置を探してください。同じ場所でも、立ち位置を変えるだけで写り方は変わります。

横顔も、黒い子とはとても相性のいい角度です。鼻すじのラインと耳の形がはっきり出るので、真っ黒な顔でも「その子だと分かる」写真になります。正面でうまくいかない日は、横顔を1枚撮っておいてください。

無料で1枚つくってもらう

はじめての方だけ・1枚無料

方法5|目に、光を入れる

黒い子の写真がいきいきするかどうかは、ほとんどここで決まります。瞳の中に、窓や空の光が小さく映りこんだ点。これがあると、目の位置が一目で分かり、表情が出ます。

入れ方はかんたんで、うちの子が窓のほうを見ている瞬間を撮るだけです。窓に向かって座っているところを、自分は窓側から撮る。あるいは屋外で、空の見える方向を向いた瞬間に撮る。おやつや名前で顔を上げさせると、そのタイミングで光が入りやすくなります。

フラッシュでも光は入りますが、目が不自然に光り、毛の質感も飛んでしまいます。自然光でつくったほうが、ずっとやわらかく写ります。

方法6|逆光は、避けるか、まわりこむ

窓や太陽がうちの子の真後ろにあると、顔が完全な影になります。もともと黒い毛なので、こうなるとほぼ何も見えません。黒い子にとって、逆光はいちばん相性の悪い状況です。

対処は2つです。ひとつは自分が回りこんで、光が横か斜め前から当たる位置に移ること。もうひとつは、どうしても回りこめないときに、露出を大きくプラスに補正すること。後者は背景が真っ白にとびますが、顔は見えるようになります。

屋外の逆光には、使い道もあります

夕方の逆光で、毛のふちが金色に光る「輪郭光」は、黒い子でこそきれいに出ます。ただし顔は暗くなるので、顔を写したい1枚とは別に、雰囲気の1枚として撮っておくのがおすすめです。

方法7|編集で持ち上げる。ただし限界がある

撮ったあとに、写真アプリで明るさや「シャドウ」(暗い部分だけを明るくする項目)を上げると、顔が少し見えてくることがあります。すでに撮ってしまった写真に対しては、これがいちばん現実的な手です。

ただし、完全につぶれた黒からは、何も戻ってきません。明るさの差が記録されていない部分を持ち上げても、灰色のざらざらが出るだけです。編集は「うっすら見えているものをはっきりさせる」ためのもので、無いものを作り出すことはできません。

だからこそ、撮る段階で少し明るめに撮っておくことが大切になります。明るく撮った写真は、あとから暗くできます。逆はできません。

  • 露出はプラスに
    顔をタップして、画面を上へスワイプ。少し明るすぎるくらいで止める。
  • 場所は明るいところへ
    昼間の窓辺、晴れた日の屋外の日かげ。
  • 背景は体より明るく
    黒いソファやラグの上は避ける。
  • 角度は斜め45度
    真正面は平らに写る。半歩ずれて顔に光を斜めに入れる。
  • 目に光が入っているか
    瞳の中の小さな光。これがあるかないかで印象が変わります。

よくある質問

黒すぎる写真しか手もとにありません。イラストにできますか

耳や体の形、しっぽの様子が分かる写真であれば、多くの場合は作れます。ただし、顔の中の目と鼻の位置がまったく見えない写真だと、表情まではお伝えしにくくなります。可能であれば、この記事の方法で明るい1枚を撮り足していただけると安心です。

黒っぽく見えるけれど、光に当たると茶色い毛の子です

そういう子はとても多いです。黒柴、黒いダックス、黒いチワワなど、日なたで見ると赤茶が混ざって見える毛色があります。その場合はぜひ、明るい屋外で撮った写真も1枚送ってください。ほんとうの毛色が分かるので、イラストの色も実物に近づきます。

白い子の場合はどうすればいいですか

考え方がちょうど反対になります。露出はマイナスに、直射日光は避けて。くわしくは白い犬・白猫の撮り方にまとめています。黒白の2匹を一緒に撮るときは、どちらかに合わせるしかないので、明るい日かげで撮るのが折り合いのつけどころです。

さいごに

黒い子の写真は、コツを知る前と後で、いちばん差が出ます。露出をプラスにして、明るい場所で、斜めから。この3つだけでも、今日撮る写真は変わります。

撮り方の基本はスマホで撮る7つのコツに、黒猫ならではの待ち方は猫の写真の撮り方にまとめています。うまく撮れた1枚は、アニマル日和の1枚無料プレゼントでイラストにしてみてください。黒い毛の子ほど、ゆるかわタッチにすると表情がよく見えるようになります。

はじめての方だけ

うちの子のイラスト
1枚無料でつくります

写真を3枚送るだけ。3枚ぜんぶイラストにして、
お気に入りの1枚を透かしなしでプレゼントします。

  • 料金は0円
  • 写真3枚とメールだけ
  • 無料だけの利用もOK
無料で1枚つくってもらう

写真3枚とメールアドレスだけでお申し込みできます。できあがったイラストはメールでお届けします。

無料で1枚つくってもらう