ペットのAIイラストって、実際どうなの?
似る?権利は?写真は?に、正直に答えます

「AIで作ったイラスト」と聞くと、少し身構えてしまう方がいると思います。似るのか、雑ではないのか、権利はどうなるのか、送った写真はどう扱われるのか。もっともな疑問です。アニマル日和はAIを使っています。ですので、隠さずしくみを説明しながら、よくいただく疑問にひとつずつ答えていきます。
この記事の内容
AIと聞くと、身構えるのがふつうだと思います
ここ数年で、AIで絵を作るサービスがぐっと増えました。それと同時に、いろいろな心配の声も出てきています。ちゃんと似るのか、手抜きではないのか、あとで問題にならないのか。
うちの子のことなので、慎重になるのは当然です。ましてや、旅立った子の絵をお願いしようとしている場合はなおさらでしょう。「機械に描かせていいのだろうか」と迷う気持ちは、よく分かります。
だからこの記事は、宣伝ではなく説明のつもりで書きます。アニマル日和が何をしていて、何をしていないのか。そして、AIを使ったサービス全般について、一般論として言えることと、言えないことを分けて書きます。
まず、アニマル日和はAIを使っています
隠すことではないので、最初に書いておきます。アニマル日和のうちの子イラストは、AIを使って絵を起こしています。送っていただいた写真をもとに、アニマル日和のタッチで下絵を作り、そこから仕上げていく流れです。
アニマル日和のタッチというのは、2頭身のちびキャラで、こげ茶のやわらかい主線、平らな塗りにやわらかい影を1段、ほっぺにコーラルの丸、目は大きめ、というものです。この絵柄はひとつに決めてあって、お客さまごとに変えることはしていません。
絵柄を固定しているのには理由があります。ひとつのタッチに絞ることで、どの子を描いても同じ水準に仕上げられるからです。作例は作例ギャラリーに犬種・猫種ごとに並べてありますので、実際の仕上がりを見て判断してください。
AIを使うと、何が変わるのか
変わることその1 速さ
いちばん大きく変わるのは、できあがるまでの時間です。人が一から描く場合、1枚に数時間から十数時間かかることもあります。混んでいる作家さんだと、順番待ちで数週間から数か月ということもあるようです。
AIで下絵を起こす場合は、そこがぐっと短くなります。締め切りのある贈りものや、「すぐにどんな感じか見てみたい」というときに、この差は効きます。
変わることその2 価格
制作にかかる時間が短くなれば、その分を価格に反映できます。アニマル日和の追加制作が1匹1,980円という金額でできているのは、ここが理由の大きな部分です。価格帯の考え方はペットイラストの相場の記事にまとめました。
変わらないこと
反対に、変わらないこともあります。もとの写真の質が仕上がりを決めるという点です。ここは人が描いてもAIを使っても同じで、写っていないものは描けません。むしろ、AIを使う場合ほど写真の良し悪しが結果に出ます。
いちばん多い質問「ちゃんと似るのですか?」
これがいちばん多い質問です。正直にお答えすると、元の写真しだいで、かなり変わります。
似やすい写真
顔がはっきり写っていて、明るい場所で撮られていて、顔に影がかかっていない写真です。目・鼻・耳の形と、毛色、模様が読み取れれば、その子だと分かる絵になります。全身が入っていれば、体つきやしっぽの形まで拾えます。
似にくい写真
逆光でシルエットだけになっている写真、顔の半分が隠れている写真、暗くて毛色がつぶれている写真です。人が描く場合でも同じですが、写っていない情報は、どうやっても補いようがありません。イラストに向く写真の条件はこちらの記事にまとめています。
そもそも「似る」の意味が2つあります
ここは大事なところです。写真そっくりに描くことを「似る」と呼ぶなら、アニマル日和のイラストは似ません。2頭身のちびキャラなので、実物とは体つきの比率からして違います。
アニマル日和が目指しているのは、「うちの子だ」と分かることのほうです。毛色、模様の位置、耳の垂れ方、鼻の形、目の間隔。こうした「その子だと分かる特徴」を残したうえで、かたちをまるく整えます。写実的な絵をお探しの場合は、別の依頼先のほうが合っています。
特徴を残すために、していること
AIに写真を渡せば自動的に良いものが出てくる、というわけではありません。実際には、こういうところを見ています。
- 毛色を実物に合わせる
暗い場所で撮られた写真は、毛色が実際より濃く出ます。写真の明るさを見ながら、実際の毛色に近づけます。 - 模様の位置を確かめる
眉の上の点、鼻すじの白い線、足先の靴下模様。その子だと分かる決め手はここにあることが多いので、消えていないかを見ます。 - 耳と鼻の形を合わせる
同じ犬種でも、耳の垂れ方や鼻の長さは一頭ずつ違います。ここがずれると、犬種は合っているのに別の子に見えます。 - 影と模様を取り違えない
写真で顔に影が落ちていると、それが模様として描かれてしまうことがあります。影は影として処理します。
「右の耳だけ折れています」「実物はもう少し明るいクリーム色です」といった情報を、写真といっしょに添えていただけると、この工程の精度が上がります。遠慮なく書き添えてください。
はじめての方だけ・1枚無料
人は手を入れているのですか
入れています。AIが出したものをそのまま送る、ということはしていません。
上に挙げたような点を見て、特徴が落ちていれば作り直します。指が増えたり、耳が3つあったりといった不自然なところがあれば、当然そのままにはしません。仕上がりを見て、これはお渡しできないと判断すれば、写真を選びなおすところからやりなおします。
つまり、AIは「絵を起こす道具」であって、判断をしているのは人です。絵筆が鉛筆に変わったようなもの、と考えていただくのが近いかもしれません。道具が何であれ、届いたものに責任を持つのは作った側です。
受け取ったイラストは、どこまで使えますか
個人で楽しむ範囲なら、自由に使えます
アニマル日和からお届けした画像データについては、個人で楽しむ範囲であれば自由にお使いいただけます。印刷して飾る、スマホの壁紙にする、SNSのアイコンにする、家族に送る。どれも問題ありません。
使い道のアイデアはグッズ集や飾り方の記事にまとめてありますので、届いたあとに眺めてみてください。
なお、これはアニマル日和の場合の話です。AIを使ったサービスは各社で考え方が違い、使ってよい範囲もそれぞれ定めています。ほかのサービスを検討している場合は、そのサービスの案内を読むか、直接たずねてください。一般論として「AIイラストはこうです」と言えることは、実はあまり多くありません。
商用で使いたいときは、事前にご相談ください
作ったイラストでグッズを作って売りたい、お店の看板に使いたい、といったご相談をいただくことがあります。こうした商用の使い方については、事前にご相談ください。使い方によってお答えが変わるためです。
これはアニマル日和にかぎった話ではありません。商用で使えるかどうかは、依頼先ごとにルールがまったく違います。自由に使えるところ、追加の料金で許可されるところ、認めていないところがあります。売ることまで考えているなら、注文する前に必ず確認してください。
確認するときは「グッズを作って、フリマアプリで売りたいのですが大丈夫ですか」のように、具体的な使い方を書いて聞くのがおすすめです。「商用利用は可能ですか」だけだと、お互いに想定している場面がずれることがあります。
送った写真が、AIの学習に使われませんか
これも心配される方の多い点なので、分けて書きます。
まずアニマル日和については、いただいた写真は、うちの子イラストを作るためだけに使います。SNSや広告に勝手に載せることはありません。作例として使わせていただきたい場合は、そのつど個別にご連絡し、お返事をいただいてからにしています。くわしくはプライバシーポリシーをご覧ください。
そのうえで、一般論として言えることを書きます。写真がどう扱われるかは、そのサービスがどんな道具をどう使っているかで変わります。ですので、他のサービスを検討している場合は「送った写真はどのくらいの期間保管されますか」「学習に使われることはありますか」と、依頼先に直接たずねてください。答えられないところは、避けたほうが安心です。
気になることは、聞いてしまってください
アニマル日和にも、こうしたご質問は遠慮なくお寄せください。分かることは分かると、分からないことは分からないとお答えします。うやむやにして受注することはしません。
「AIだから雑」とは言えない理由
AIで作ったものは手抜きだ、という見方があります。その気持ちも分かるのですが、少し違う角度から考えてみたいと思います。
絵の良し悪しを決めるのは、道具ではなくどこを見て、何を直したかです。手で描いた絵でも、その子の特徴を見ていなければ似ません。AIで起こした絵でも、模様の位置を1つずつ確かめて直していけば、その子だと分かるものになります。
そして、判断の材料は言葉ではなく実物です。仕上がりを見てから決めていただくのが、いちばん確実だと考えています。アニマル日和が「透かし入りの完成品を見てから買うかどうかを決められる」形をとっているのは、そのためです。透かしのしくみはこちらの記事で説明しています。
見て、ぴんと来なければ受け取らなくて構いません。それで困るのはアニマル日和のほうであって、お客さまではありません。この形にしている以上、雑なものを出す理由がないのです。
AIに向いていない依頼もあります
良いことばかり書くのはフェアではないので、向いていない場面もはっきり書いておきます。次のようなご希望には、アニマル日和は向いていません。
- 画風を細かく指定したい
アニマル日和のタッチはひとつに決めてあります。「この作家さんのような絵柄で」というご要望にはお応えできません。 - 写真そっくりの写実的な絵がほしい
2頭身のちびキャラなので、方向性がまったく違います。写実の絵を得意とする作家さんにお願いしてください。 - 何度もやりとりしながら仕上げたい
制作後の修正は受けていません。下描きを見ながら詰めていきたい方には、別の頼み方が合っています。 - 原画や、額に入った状態で受け取りたい
納品は画像データのみで、郵送はしていません。印刷はご自身でお願いすることになります。
こうしたご希望がある場合は、無理にAIを使ったサービスを選ぶ必要はありません。依頼先の選び方はこちらの記事に、5つのチェックポイントとしてまとめてあります。
検討中の方へ 確認するとよい3つのこと
アニマル日和以外のサービスを検討している方のために、聞いておくとよいことを3つだけ挙げておきます。どれも、注文する前に短い文で聞けるものです。
1つめは「人の手が入りますか」。自動で出したものをそのまま送るのか、誰かが見て直しているのか。ここが分かると、仕上がりのばらつきの見当がつきます。
2つめは「送った写真はどう扱われますか」。保管期間、作例としての使用、学習への利用。気になる点を具体的に書いて聞いてください。
3つめは「仕上がりを見てから決められますか」。見てから買えるなら、多くの心配は先に解消できます。見てから決められない形なら、そのぶん作例をよく確かめてから注文してください。
さいごに
AIを使っているかどうかは、選ぶときの材料のひとつではありますが、決め手ではないと思っています。決め手になるのは、できあがったものが気に入るかどうかと、頼んだ相手がきちんと説明してくれるかどうかです。
アニマル日和は、AIを使っていることを隠しません。そのかわり、実物を見てから決めていただく形にしています。はじめての方には1枚を無料でプレゼントしていますので、まずは実際の仕上がりを見て、そのうえで判断してください。読んで納得できなかった部分があれば、遠慮なくお問い合わせいただければと思います。
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